- 旧型に比べて形状が若干変化、マットな質感とテクスチャ加工が追加された
- 有線接続用の端子がmicro USBからType-Cへ変更されたのもありがたい!
- まさしく優等生のコントローラーで、Steamなどで使えるゲームパッドにはド安定
この記事では、Xbox ワイヤレス コントローラーのレビューやおすすめポイントについて、実際にXbox Series X|Sコントローラーを使った使用感を合わせてご紹介します。Xbox Oneコントローラーからの変更点やバッテリーの仕様についても触れていますので、あわせてご参照ください。
新型Xbox ワイヤレス コントローラーをSteamで使うため、今回はWindows 10で使った場合のレビューをしていくぞ。結論から言うと、Steamで使えるコントローラーとしてXboxシリーズはド安定だな!
Xbox ワイヤレス コントローラーとは
「Xbox ワイヤレス コントローラー」とは、マイクロソフトが出しているXbox Series X/S向けの新型ワイヤレスコントローラー。通称「箱コン」のレビュー記事です。
Xbox One、Windows 10、Android、iOSといったほかのデバイスでも使うことができます。
Xbox Series X/Sと同時発売されており、純正Xboxコントローラーの中では一番新しいモデルの最新型コントローラーです。(※2024年6月時点)
Xbox Oneコントローラーから大きな変更はなかったものの、細かい点で改良されておりマイクロソフト社らしい堅実な進化を遂げています。
前世代のXboxコントローラーユーザーにならわかる、地味だけど嬉しい変更点が結構あるぞ
画像で比較|Xbox Oneコントローラーと何が変わった?
Xbox Oneコントローラー(旧Xbox ワイヤレスコントローラー)から新型への変更点で筆者が気づいたものは以下のとおりです。
- グリップ、トリガーにテクスチャ加工が施された
- 形状が若干変化
- RLボタン、RLトリガーがマットな質感へ
- 十字キーに「ハイブリッド方向パッド」が採用
- 有線接続用の端子がmicro USBからType-Cへ変更
- 「Shareボタン」が追加
- 振動が静かに細かく
大きな変更点は見られないものの、細かい点で改良されています。接続端子も近年の流れに沿ってType-C対応に変わっているのも嬉しいポイントです。
しかし、Xbox Oneコントローラーから一番の変更点が「Shareボタン」の追加というのは少し地味な印象も。
大きな変化はないため、現在Xbox系コントローラーを使っている人にとっては違和感なく新型コントローラーに乗り換えられるメリットがあると言えるでしょう。
PS5コントローラーが触感の表現力を強化されたり、デザインが大きく変わったり、マイクまで新しく追加された変化に比べたら箱コンの進化はすこし寂しいな…
Xbox ワイヤレス コントローラーのスペック
製品名 | Xbox ワイヤレス コントローラー |
---|---|
本体の重さ | 約240g(電池は含めず) |
接続方法 | 有線&Bluetooth接続に対応 |
サウンド機能 | 3.5 mm ステレオ ヘッドセット ジャック付き |
接続端子 | USB Type-C |
カラー | カーボンブラック/ロボットホワイト/ショックブルー/パルスレッド/エレクトリックボルト/デイストライクカモ |
重さは他の無線コントローラーとは大きく変わらず、USB Type-Cに対応したことで、現行のゲームパッドとしては標準的なスペックといったところか
Xbox ワイヤレス コントローラーの付属品
新型Xbox ワイヤレス コントローラーには「電池同梱版」と「USB-Cケーブル同梱版」「専用アダプタ同梱版」の3つがあります。(どれもコントローラー自体は同じ)
今回は新型箱コンオンリーの電池同梱版を購入したものの、Amazonなどを見るとカラーや同梱物によって価格差があるため要チェックです。
- Xboxコントローラー本体
- 単3電池2本(試供品)/またはその他セット品
- 取扱説明書類
ちなみに、2024年6月時点では「USB-Cケーブル同梱版」がもっとも安い価格だったよ!電池同梱版に比べて300円安いほか、アダプタ付きに比べると2,000円近くの差があるからチェックしてみてね!
ワイヤレス接続に必要なレシーバーは別売り(同梱版アリ)
ワイヤレスで新型箱コンを使うには、Bluetoothレシーバーか専用のXbox ワイヤレス アダプターが必要です。
なお、コントローラーに付いているイヤホンジャックは、コントローラーの有線接続 or 専用ワイヤレスアダプタを使用しなければいけません。
ノーマルのBluetoothレシーバーだとワイヤレスの音声出力に対応していないので注意しましょう。
コントローラーの機能を全て使うには専用のワイヤレス アダプターが必要だが高いのが玉にキズだな。必要に応じてセット品を買うと良いだろう
ちなみに、公式製品のワイヤレスレシーバーはめっっっっちゃくちゃ高いので、特段ラグも感じないサードーパーティ製品がおすすめ!正規品は1万超えだけど、それと遜色ない製品が2,000円とかで売られてるからね~!
バッテリーも別売り
充電できるバッテリーは別売りで、充電に使うUSB Type-Cケーブルも同梱版でなければ付属しません。
別売りされている専用のバッテリーは約2,600~2,900円で、専用バッテリーと新型箱コンのセットで約8,500円です。(※2024年6月時点)
PS5コントローラーのDualSenseやSwitchのプロコンなど、バッテリー内蔵コントローラーの相場に比べると1,000円以上高くなります。有線で利用すればバッテリーが不要とは言え、少し割高な印象です。
一応、Xbox Oneコントローラーのバッテリーと共通規格だから使い回すことはできるよ!
Xbox ワイヤレス コントローラーを使ってみた感想レビュー
新型箱コンは、従来のXbox Oneコントローラーがベースです。ベースが素晴らしいコントローラーだったこともあり、小さな変更点のみで完成度の高いコントローラーに仕上がっています。
部分ごとに施された滑り止め加工
新型のXbox コントローラーではスティックやグリップ部分、LRボタン・LRトリガーなど、随所に滑り止め加工が施されたおかげで全体的にグリップ力が高い特長を持ちます。
グリップ部分の滑り止めがXbox Oneコントローラーから強化されたことは意外にも大きく、グリップと持ち手の接地面が工夫されているおかげでプレイ中の不快感を軽減できました。
自分は手汗が多めだが、長時間コントローラーを使用してもベタつきが大して気にならなかったぞ
操作しやすくなった方向キー
Xbox Series Xコントローラーでは特徴的な形状の「ハイブリッド方向パッド」が採用されました。
上下左右方向への入力はもちろん、斜め方向への入力がしやすくなっています。カチカチというクリック感が向上したこともあり、自分がどの方向に入力しているのかがわかりやすく、誤入力することはありませんでした。
新しく追加されたShareボタンは録画、スクリーンショットが可能
Xbox ワイヤレスコントローラーに新しく追加された「Shareボタン」は、瞬時にスクリーンショットやキャプチャをしたり、動画を撮影したりできます。
ゲームプレイ中に「おっ」と思ったポイントをスムーズにキャプチャできるのは嬉しいポイントだな!
ただし、Windows11環境では機能していましたが、Windows10環境でShareボタンが機能するかは不明ですのでご注意ください。
端子はType-Cに対応!
本体上部のXboxやPCとの接続用の端子にはUSB Type-C、下部にはイヤホンジャックと拡張用の端子があります。
Micro USBからType-Cへと変更されたのは地味ですが嬉しいポイント。バッテリーの充電や有線接続で抜き差しする際に上下の引っかかりや挿入ミスを減らせます。
カスタマイズでボタンの設定も入れ替えられる
前作と同じく、新型Xboxコントローラーも「Xbox アクセサリ」でカスタマイズできます。
「エリコン2」のようにハードウェア面でカスタマイズできる訳ではありませんが、ボタン変更などができる点はメリットです。
- ボタンの入れ替え
- 振動のオンオフ
- スティックの軸反転などなど
パソコンで箱コンを使うとき、設定を細かくイジりたいな~!って人は「Xbox アクセサリー」をインストールしてみてね~
型の箱コン(Xbox One)から買い換えるときの注意点・不満点
Xbox Oneコントローラーから買い換える際には以下の点に注意してください。
- Micro USB端子が使えない
- 接続に時間がかかる
- SteamではXbox Oneコントローラーとして認識される
Micro USB端子が使えない
コントローラー上部の接続端子がMicro USBからUSB Type-Cへと変更されたため、今まで接続に使っていたMicro USBケーブルが使用できなくなります。
「有線で使用する」、「コントローラーを充電する」、「端末のアップデート」といった作業には、USB Type-Cで接続しなければいけません。
USB Type-Cが同梱されたXboxワイヤレスコントローラーセットもあるため、手持ちに USB Type-Cケーブルがなければそちらの購入をおすすめします。
接続に時間がかかる
筆者の環境が原因かもしれません。
Xbox Oneコントローラーの場合はボタンを押して1秒しないくらいで接続できるものの、Xbox Series Xコントローラーの場合は接続に5秒ほどかかります。
ゲームプレイ中に遅延を感じる訳ではない。あくまで、「起動時だけ時間がかかる」といった感じだな
SteamではXbox Oneコントローラーとして認識される
Windows 10上では正常にXbox ワイヤレスコントローラーとして認識されますが、Steamの場合Xbox Oneコントローラーとして認識されます。
これにより不具合がでたことはありませんが、Amazonのレビューを見ると正常に動作しない可能性もあるようです。
Xbox ワイヤレス コントローラーの使用感レビュー|感想・評価まとめ
結論:Xbox ワイヤレス コントローラーはド安定でおすすめ
新規でゲームパッドを買う・買い換える場合にはほとんどの場合でおすすめできます。
しかし、現在Xbox Oneコントローラーやエリコンシリーズで満足している人は無理して買い換える必要はないでしょう。
可もなく不可もなしといった感じのコントローラーだね。僕個人的には、+3,000円ほど払って多機能さを誇る「Victrix Gambit コントローラー」を買うのもおすすめだよ!
特に目立って悪い点というのもないし、Xboxコントローラー自体はSteamとの相性もいいので、Steamゲーに使う箱コンを探している人にはおすすめだ!
エリコン2じゃなくてSeries Xコントローラー買えばよかった…
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